緑に追われ、駆られる私

2020年 5月 23日 緑が濃いと言えば、聞こえもよく、印象も心地よいものだが、夏に向かって猛り狂うのも木々の緑。

自然の森ならば、人の手を入れなくとも、いろいろな要因で木々は淘汰されていくが、庭の緑は放置しておくと手に負えない。

去年は新聞販売店の「お助け隊?」の方達に柚子の木とドウダンを一回り小さく刈ってもらった。 それでも2mを超える。

庭師ではないから、高額ではないが、有料。

なんちゃって水郷IMG_4470.JPG な、訳ではなくて、裏庭のアイリス。

右手が震える。 背中が痛む。

今日は午前中に小さな庭椅子を片手に、ボケ、ドウダン、柚子の木を刈りあげた。

大きなゴミ袋満杯。 ゴミ収集の方に申訳ないが、とりあえず、紫陽花の花が終わるまではこれで庭木の手入れは終了。

庭のガザニアIMG_4466.JPG黄色の株は古いもので、夏の終わりに株分けして毎年植え替えて、今に至る。

冷蔵庫のドアが開かないんだよ、と母が縁側から叫ぶ。

買い替えてから、じきに1年経つのに、時々母は混乱する。

どれどれ、ほら、ドアの下を引くの。 (以前はドアの横を引いた)

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IMG_4467.JPG農協で新しく買い足したガザニア。 母はもっと買ってこいと言うが、絶対お金は払わない。園芸も培養土やら肥料やら費用がかかる。


午後は静かに新聞に目を通した。 

コロナ渦中、日本で働いていた外国籍の方達が、悩んだ挙句、帰国に踏み切り、困難の末、漸く自国へ到着すれば、当地はロックダウンで隔離された、という超現実的な経験の記事を読んだ。本当に、まさに超現実なのだ。

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午後3時過ぎ、急激に天気が回復して、窓を開けようとして、気が付いた。 窓が汚い。

そう思ったら、居ても立っても居られないような気がして、2階の南側のガラス窓全部とさんを掃除して、階下に降りて、

1階の南側窓を制覇した。


で、身体が痛む。

私もね・・・ある意味、超現実な時をほんの少し経験した。

困難はなかったが。 なぜか、時々、訳もなく駆られる私。 

迷惑がかかると困るので、いつか書けるときが来るまでお蔵入り。


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些細な望み

2020年 5月 22日 緊急事態宣言が解除されたら、したいこと。


1.お墓参りに行きたい。

2.出来上がっているクリーニングを取りに行きたい。(クリーニング店が入っているビルが休業)

3.修理に出したネックレスを取りに行きたい。(出来上がって来た日から休業)

通りすがりにスイカズラIMG_4448.JPG

東京都が発表したロードマップでは、残念ながら、当分の間、ジムは営業開始にならない。

神奈川県も同じ対応だろうから、まあ、プールで泳ぐことは先になるだろうと思うので、リストから外した。

美術館はわからない。 3密を防ぐためにネット予約なんてことになるかもしれぬ。 これもリストから外した。

キミガヨランIMG_4449.JPG国家みたいな名前だ。

今日は曇天なれど、明るい曇りで、久しぶりに洗濯物をベランダに干した。

金曜日の大掃除を済ませ、いつものようにお昼に母の戦時中の同じ話に半分耳を傾ける。

夕食の下準備中に、レモンが無いことに気が付いて、ひとっ走り、しかしながら、マスク着用でレモンを買いに出かけた。

カツオの塩たたきに必要だった。 

カツオの塩たたきIMG_4462.JPG 

私の望みって、案外些細なものだ、と我ながら思う。

でも、些細な事を疎んじてはいけないのだ。

本日の靴下IMG_4457.JPG

靴下くらいお気楽な気分になるものをと、思った次第。


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五月冷えの日におもうこと

2020年 5月 21日 桜の頃の花冷え、梅雨寒などの言葉があるが、なんて表現したらよいのだろう?

5月後半の寒さも、そこそこ辛い。 

今日の最高気温は15度に届かなかった。 母は食事と排泄以外、ベッドの中から出てこない。 暖房は必須だ。

庭のサツキIMG_4446.JPG今年は庭のサツキが珍しく花のつきが良い(これでも)。 母が昔々、(母の)実家から持ってきた古いサツキ。

コロナの後の「新しい社会生活」の新聞記事の写真を見て、まことに不届きながら、笑ってしまった。

フランスのミシュランで星を取ったレストラン。 テーブルのそこかしこにマネキンが座っている。

男性のマネキン、女性のマネキン つまり、そこには座れない。 ソーシャルディスタンス

アメリカ メンフィスだったか? レストランではテーブルがすべて巨大な浮袋またドーナツの形になっていて、

その中心に客1人が座る。これもまた、ソーシャルディスタンス

笑った後で、なんだか疲れるな、などと思った。

通りすがりにIMG_4450 (2).JPG

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今日は朝のルーティンの後でフローリングの床掃除に励んだ。 


弱い雨が降ったり止んだりしていたが、短い30分ほどの散歩に出かけた。

母が1年くらい前まで通っていたピンコロ体操教室(地域集会所)までの散歩。 地域集会所は小さな森の中にあり、今は、集会自体が禁じられているので、ひっそりとしていた。

ウグイスだけが、季節を謳歌するごとく、美声を張り上げる。 ブラボーと心の中で叫んだ。

「谷渡り」というウグイスの歌声が響き渡って、しばらくぼんやりとしてしまった。

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あんなに喜んで通っていたのに、母は行くことを止めてしまった。

少しづつ、でも、確実に、母は何事も億劫になっているのだ。


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耳栓にワセリンを塗って耳に差し込むと、さらに外界の音がさえぎられる、という内容の文章をプルーストは実に流麗な文で「失われた時を求めて」の中で表現した。

プルースト自身、特定の耳栓を愛用したと、注釈に書かれてあった。

なんだか、今は、目にしたくないことや、耳にしたくないことが、溢れているような気がする。


黒岩神奈川県知事が緊急事態宣言解除にならなかったことに対するインタビューで、(神奈川県が)「足を引っ張っている」と発言されていたが、その後のニュースで、25日にも解除される可能性もある、と安倍さんが述べたが、一体全体どうなっているんだろう?

金土日の3日間の結果で解除されるんだろうか・・・


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寝転ぶキュウリ

2020年 5月 20日 つい先日、NHKのニュースで冷房の試運転をすすめていたが、今日は目下12度しかない。 

ただいま、暖房中。

庭の紫陽花IMG_4443.JPG

今日は朝から母と棘のある言葉というより、石つぶてのような口論の挙句、母は独りでクリニックへ出かけた(付いてくるなといわれた)。

さすがに、玄関で母を止めて、マスクをさせた。 

「マスクは嫌いなんだよ」 あのね、マスク無しでは診察してもらえないよ!

私は6日ぶりに買い出しに出かける予定だったので、鍵を母のバッグの中に放り込んだ。


庭のバラは日差しが無く涼しいのに、ご覧の通り、花開く。

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コロナ新型ウイルスは、未曾有の国難の体を為す。 

今日現在、神奈川県は感染者数が未だに二桁で、明日の会議では、恐らく、緊急事態は解除されないと思う。

首都圏一体と考えるから、なんだか、神奈川県が足を引っ張っているような気がする。

庭のガクアジサイIMG_4442 (2).JPG

雨が降る度に、新しい草が生えてくる。 抜いても抜いても生えてくる。

除草剤を使っても、1か月もたない。

今日は午後3時半過ぎから、裏庭圃場で草むしりを始めた。 

最近はなんだか、草むしりが苦にならない。 むしろ、没頭して無心になるせいか、

せいせいして、ある種、達成感に浸る。

なんだか、キュウリが大きくならない、と思いながら、キュウリ周りの草をむしっていたら、

えっ? 

地面にキュウリが寝転がっている。

そういえば、黄色の花が地上3センチくらいで咲いていたっけ・・・

というわけで、

収穫 キュウリ1号、2号IMG_4445.JPG

買い出しから帰ってきたら、母はケロリとしていた。 ちゃんと薬ももらってきた。

どうして、素直にクリニックに行ってくれないのだろう・・・


それにしても、このブログを読んでくださる見も知らない方々からのコメントを昨日は心底有難いと思った。

「いいじゃん、人間なんだから」という昨晩のコメントは、私に夜中に起き上がる元気を与えてくれた。

結構な量(ほとんど母の下着)の洗濯を済ませて、部屋干しにした。 今朝朝食後には無事に乾いていた。


本当にありがとうございます。 



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だから、そうしたまでだ。

2020年 5月 19日 甥っ子1号から時々、4月に生まれた赤ちゃんの写真が送られてくる。

今日は、1か月検診だったそうで、お宮参り自宅バージョンの写真を送ってくれた。

お宮参り用の衣装を借りて、自宅で撮影したと書かれたあった。

おひな様みたいだった。

写真は17日のもの。 

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今日は放棄した1日だった。

まあ、1日無駄にしたとも言える。

何もかも嫌だな・・・

何もかも不愉快だな・・・

何もかも捨てちまいたいな・・・

何もかも忘れたいな・・・

だから、そうしたまでだ。



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ほとんど目に留まらない花は、実は美しい。

2020年 5月 18日 ソラマメって人間の腎臓の形に似ている、などと思いながら莢から外し、内側の皮を剥ぐ。

本当に食べられる部分はちょっぴりで、外したさやは結構な量のゴミになる。

もっぱら塩ゆでにして食べるのだが、ソラマメの天ぷらは美味しかった。 

5月の楽しみと言って良い。

庭のジャーマンアイリス 最後の雄姿IMG_4439.JPG

多分、本日が最後になると思うので、記録として。

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先週末から母に薬がもうじきなくなるので、今月は血液検査があるし、月曜日雨が降らなかったら、クリニックへ行きましょうね、と声をかけていた。

3月、4月とコロナを理由に私がクリニックに行って薬を出してもらった。 

5月には連れてきなさい、と医師から言われたのだ。

今日は曇天で雨が降らなかった。 母を何度か誘ってみたが、「行きたくないね」とにべもない。

こんな時は、実際、大げさなと言われようが、本当に絶望するのだ。

もう何年も、毎月毎月、同じ会話をくりかえしてきたのだ。

いったい、いつまでこの先この会話を続けなけらばならないのだろう、と思うと、コロナよりも絶望するのだ。

私の60代は、否、母が生きている限り、この会話が永遠に繰り返されるのだ、という苦い思いに囚われて自室に戻って、新聞に目を通していたら、睡魔に襲われて午前中から布団をかぶって横になった。

眠るという行為が恐らく現実逃避になったのか、お昼前には目が覚めて、淡々と今日を過ごした。

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今日は昨日に比べたらずっと涼しいが、木彫りに夢中になったら、やはり汗ばんでいた。

「失われた時を求めて」第5巻の現在は、再び、過剰ともいえる比喩と過剰ともいえる装飾表現の真っただ中で、往生する。

でも、ここで読むのを止めることは、すべてが台無しになるような気がする。

ユキノシタIMG_4434.JPG

柚子の木の下はユキノシタで覆われている。 繁殖力が旺盛であっという間に庭を覆うが、ほとんど目に留まらない花は、

実は美しい。

柚子の花IMG_4435.JPG

見上げれば、柚子の花。

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サボテンの花 ソラマメ ドクダミの花

2020年 5月 17日 昨晩、チョイ住み バルセロナを見た。

ガウディのサグラダファミリアがアパートのベランダからド~ンと見える。

撮影が行われたのは今年の1月末から2月の初旬とテロップに流れたが、最後はなんだか切なくなった。

あの、仲良しなったお隣のおじいさん、おばあさん、スーパーで偶然知り会った日本語ペラペラのお嬢さんの店員さん、お元気だろうか?

スペインは新型コロナが猛威を振るった(日本とは比較にならないくらい)。

舞台が暗転するように、一気に世界が変わってしまったような気さへする。 

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お昼までに少し時間があって短い散歩に出かけた。 矢車草が綺麗だったところは、すでに盛りを過ぎていて、1週間足らずの時間の経過でも、季節はどんどん進むのだと改めて思う。

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今日の散歩は6000歩に届かなかった。 気温が上昇し、太陽の光の眩しさもあって、帽子、サングラスの下はマスクではなくて、手ぬぐいを巻いた。

なんでこんなところに(まあ、住宅街)野菜直売場の幟があるんだろう、などと不審に思って通り過ぎようとしたら、私の顔ぐらいある大きなサボテンの花が数輪咲いていて、思わず立ち止まった。

サボテンの鉢の奥にはソラマメの袋が置かれてあった。 お値段300円也。 無人の販売所なんだろうか、とちらっと思ったが、なにせ、サボテンが素晴らしくて、見入ってしまった。

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すごく綺麗!と思わず声が出たら、奥にある家の中から「いらっしゃい」と声をかけられた。

川のような用水路のような小さな流れがあって、そのあたりの住宅は皆、小さな流れと道路をつなぐ小さな橋が個別にあり、その橋の道路側にサボテンとソラマメが置かれてあった。

「庭にも咲いてんだよ」 あら、本当だ。 写真撮ってもいいですか? 

というわけで、ソラマメ一袋お買い上げ。 明日はソラマメの天ぷらにしようと思う。

よく考えたら、泥棒と思われたのかもしれない、などと帰り道に思った。 

ドクダミの花IMG_4415.JPG

ドクダミの花の白さが際立って見える。 ピュアホワイトというより、日本絵具の胡粉の白に近い気がする。

厳粛で神聖な白。

世界が一変しても、自然は何も変わらず、季節は粛々と進む。


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