二人仲良く

2021年 10月 13日 庭のハゼの紅葉が始まっていた。

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須賀敦子全集4巻は、書評文に入った。 

マルグリット デュラス の ラ マン。

「まだ肉のついていない躰」と書かれてあって、15歳の少女の肉体をそう表現していて、年を取って、どんどん肉をつけてきた我が身を振り返って、困ったなあ、などと思う。

でも、15歳の私は、愛人になるなんて考えたことも無いほど幼かった。


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庭の自生ベコニアが鉢だなの下でひっそりと咲いている。

赤の株とピンクの株が寄り添うように。

まるで、二人仲良くと言っているように思えた。

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こんな風に、日当たりの悪い奥まった場所に自生するから不思議だ。

そうね、二人仲良くね、いつもそう思っているんだけど・・・

これが難しいのよ、親子って。



今日は木彫りだった。

出かける間際までバタバタすると、ろくなことが無い、というのが飛行機に乗り遅れて以来の私の鉄則になった。

母のお昼は昨晩のきのこご飯の残りとキウイー。


夕食はまったくの手抜きで、スーパーで買ってきた紀文のおでん(そのまま鍋に汁と具剤を入れるだけという代物)。

一応、カボチャを炊いたので、副菜として、カボチャの煮物、糠漬け。以上である。



ろくなことが無いというより、高くつく。
 


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思い出すままに

2021年 10月 12日 急に母の瞳に生気がもどったような気がした、悪い意味で。

母に来週の入浴サービス見学の話をした途端に、表情が険しくなり、即座に行かないという。

嫌なんだろうなあ、と思うが、困ったものだとも思う。 ため息。

過去のアルバムからIMG_7832.JPG

高松での話。


その彫刻家の名前を聞いたことが無かった。 ごめんなさい、存じ上げなくて。

前回の高松の旅の時に初めて、その名前を知った次第。

今回の旅行でも、やはり、その方の美術館を熱心にすすめられた。 


部屋にはその美術館の記事が掲載された雑誌が置かれてあった。

表参道のブランド通りにあるハイエンドな高級バッグがずらりと作品と一緒に写されてあった。

海外での評価は高いが、日本ではあまり知られていないらしい。

あくまで個人の好みであるが、あまり興味をそそられなかった。


ぼんやり雑誌を眺めていて、ちょっとひっかかることを思い出した。

少し前に放送されたテレビの樹木希林の特集番組で、娘さんが希林さんの部屋を紹介する。

部屋にあるものは希林さんの審美眼にかなった物だけである。

娘さんが、申し訳なさそうに、日本アカデミー賞のトロフィーの話をする。

美しくないという理由で部屋に置かなかった(そうは言わなかったが、多分捨てられたと思う)。


で、ググってみたら、大当たり。 その彫刻家の作品だった。

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だからどうなんだ、と問われても、答えに窮するが、その美術館の入館料というのが、破格のお値段で、

5000円也。

5000円払っても見たいかと問われると、NOとしか言いようがない。



母の薬が来週の日曜日で切れるが、来週はなんと木曜日まで予定が詰まっている。

昨日は午後3時開院の母のクリニックへ出かけて、薬を処方してもらった。

今日も明日も冷たい雨。 雨が降ると母は外出しない。

それを見込んで出かけたが、医師から散々嫌味を言われた。




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深窓の令嬢

2021年 10月 11日 この言葉は今や死語なのかもしれない。 深窓の令嬢

18歳の時に短大の学生課の紹介で春休みに霞が関の中央官庁で短いアルバイトをした。

同じテーブルの真向かいに座った女子学生は他の大学の方だった。

約半世紀を経ても忘れられない思い出。

この方は、友好的でも非友好的でもないが、不思議な方だった。

とても単純な作業で、時折短い会話をした。 

成城にお住まいのサガラさんと言う女性だった。

私をなによりも驚かせたのは、彼女の会話に頻繁に出る、「サガラ家では・・・」という言葉。

私は、今まで生きてきても、さらに言えば、未来永劫、そんな言葉を口にすることは無いので、正直びっくりした。

良い所のお嬢様に違いない。


さて、短いアルバイト期間の中間を過ぎたあたり、突然、彼女が私に聞いた。

アルバイトが終わって、残りの春休みに何をするのか?

私は、鎌倉へ行く予定と答えた。 その会話はその場で終わった。

さて、アルバイト終了日のこと。 鎌倉、ご一緒できないかしら?


別に構いませんが、どうやって連絡とりましょう? 電話番号頂けますか?

言っとくけど、当時は携帯なんて無い時代である。

彼女は言下に、「サガラ家では、他人に電話番号を教えたりしません」。


そうですか、それでは今決めてしまいましょう。 ○月✕日 〇時に鎌倉駅改札で。

念のため、都合がつかない場合は、私の自宅に電話をくださいと言って、電話番号を渡した。

今思えば、若さゆえか、なんて私は心が広かったのだろうと思う。

今だったら、そんな奴御免だ! めんどくせえ!



う~ん、正直、本当に来るんだろうかと思っていたが、現れた。

私は私の計画で鎌倉の寺を周り、写真を撮った。ついでに言うが、当時はフィルムカメラ。

一応、社交辞令で、写真を撮りましょうかと、聞いたら、

「サガラ家では、簡単に写真などとらせません」 はい、わかりました。


食事をしたとか、お茶を飲んだとかの記憶は残っていない。

ただ、最後の参観場所で、彼女が、「1枚写真を撮ってもらおうかしら?」

写真を1枚撮りました。 で、別れ際に聞いた。

あのう、このお写真、綺麗に撮れていたら、どうしたらよろしいですか?

彼女はためらった後、住所のメモを渡してくれた。

綺麗に写った写真をメモの住所に送ったが、礼状もなくそれっきり。

今日の空IMG_7861.JPG

別に何も思っていない。 所詮、住む世界が違うのだ。

30歳を過ぎたあたり、ふっと思い出して、この話を母にしたら、

そういえば、サガラっていう伯爵家だったか公爵家だったかがあったような気がする。

へええ・・・

木立となった隣家のコスモスIMG_7853.JPG


公候伯子男 偉い順。 公爵、侯爵、伯爵、子爵、男爵。

記憶しなければいけないことは、しばしば忘れるくせに、なぜか、こんな役にも立たない雑学をいつまでも覚えている私。


今日は電車に乗ったわけでもないが、忙しなかった。 

午後は暑くて、ひどい汗をかいて、なんだか疲れた気がした。




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私の目下の楽しみ

2021年 10月 11日 甘い物で思い出した母の話。

久我美子さんという女優。 元華族。

母の話だと、公爵だか伯爵家のお嬢様だったらしい。

昭和天皇の姉である方とご学友でいらして、戦時中、お話相手として皇居に伺うことがあった。

皇居に伺うのは順番制だったが、とてもその時を楽しみにしていらした。

なぜなら、お菓子が出されるから(ご本人の弁)。

なにも深い意味も他意もないが、母はよくこの話の結末を次の言葉で終える。

「麦飯だって十分に食べられない時代、お菓子があったんだよ」

国道4号線で進駐軍のアメリカ兵からお菓子をもらった話とセットで語られるのだ。

なに可愛い子ぶって?IMG_7858.JPG

今日は午前9時前には弱い雨が降り出した。

10時開館のプールへ傘をさして出かけたが、ジムを出た11時半にはすでに雨は止んでいた。

傘を庭に広げて干した。 午後から素晴らしい天気になった。

母とお昼を食べて、夕食の下準備を済ませて、庭の傘を取り込もうとしたら、

なにかが翻った。 もしかして、ヒキガエルかも、と思ったが、グレイの野良猫。

暫し見つめ合って、カメラを自室に取りに行って、戻ってきて撮影。

お待ちいただきありがとう。

通りすがりの花壇IMG_7856.JPG

私の目下の楽しみ。 

19日の約束。 去年の11月以来だから、1年ぶりかな? 



今朝、起床した午前6時半に最初にしたことはスマホのアルバムチェック。

身に覚えのない写真は無かった。 14日に抽選が決まるので、決まった時点でアプリを削除する。




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息が止まるほど驚く。

2021年 10月 9日 庭のリンドウが1輪咲いた。

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朝、ゴミ出しに外に出た時には、こんなだった。

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リンドウは甥っ子1号夫妻が去年の敬老の日に母に贈ってくれたものだ。

スマホで撮影してメールで送ろうと思った。

ところが・・・

スマホのアルバムの中にまったく身に覚えのない男性の写真が入っていて、驚く。

驚くと書いたが、息が止まるくらい驚いた。 一昨日の地震より驚いた。

気味が悪い。 知らない男性の正面の画像。

花壇のペンタスIMG_7848.JPG

一瞬、スマホがハッキングされたかと思ったが、

前日にコンサートの抽選チケット販売に申し込んだ。

とても面倒くさい。 スマホだけでしか申し込みが出来ない。

その時にインストールしたアプリが原因としか考えられない。

まあ、わからないけれど。 

便利なんだか不便なんだかと思う。

それにしても見覚えのない男性の正面写真は気味悪い。

玉すだれの奥にシクラメンIMG_7854.JPG これは息をのむほど美しい。



こんなことを書く予定ではなかった。

写真を削除したが、また、いつの間にかアルバムの中に現れるような気がする。

こんなことが続くなら、アプリを消して、コンサートを諦める。


そうでなくても、毎日、いろんな予期しない出来事が起きるのに・・・


それでも、今日1日を無事に終えそうである。

スマホのみのチケット予約ってえのをやめてくれないかね?

余計なアプリとやらも要らねえよ。



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今日の大失態

2021年 10月 8日 裸になって浴室に入った途端、玄関チャイムが鳴った。

モサモサと母が玄関へと歩いていく。

「○子ちゃんいないのかしら? あのね、もう、5時過ぎよ、お布団干しっぱなし!」

忘れたああああ! 

というわけで、洗濯機に放り込んだ洋服を再びまとい、2階ベランダの布団を取り込んだ次第。

ブタクサと本日の青空IMG_7845.JPG

昨日の夜の地震で目が冴えた。 よく眠れなかった。

ぼんやりとあさイチを見ていたら、光石研がゲストで、なんと横山剣が出るという。

洗濯物と布団を干し終わったら、午前10時を回っていた。

散歩に出たが、暑くて滅入って戻ってきた。 4000歩に満たなかった。

コキアIMG_7829.JPG

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午後からは、づっと須賀敦子全集4巻を読み進めていた。

なぜか左耳が痛み、滅入って横になったら、お布団を忘れた。

洗濯物はちゃんと取り込んだのだが。

まあ、こんなこともある、って初めてだ。

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短い旅の少し前、裏庭圃場に綺麗に発芽した大根、小松菜、春菊を眺めて満足した。

帰ったら、間引きをしよう・・・

ところがである、畑の畝には何も無い。 きれいさっぱり。

雨だろうか? いいや、根切り虫。

来年の夏まで、裏庭圃場を休ませることにした。


なんだか、耳が痛いのか、喉が痛いのか、よくわからない。



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甘い物の誘惑

2021年 10月 7日  ユニセフニュースを読んでいてびっくりした。

母はよく敗戦後の話をする。

国道4号線で休んでいたアメリカ進駐軍の話は、もう、何度聞いたか覚えがないくらいだ。

おっかなびっくりで進駐軍を眺めていたが、そのうち、子供がぞろぞろと集まり始めた。

米軍兵士が、母の背の、ねんねこばんてんの(母の)妹にチョコレートをくれた話。


私は当時の食糧難と敗戦による混乱状態の貧しい日本の子供に対する憐みや同情心だと思っていたが、

なんと、占領軍(アメリカ軍)は民心掌握のために、積極的に末端の兵士にチョコやガムを配布していたと書かれてあった。

なんていうか、懐柔策みたいなもんだ。

甘い物って誘惑されるよねぇ・・・


昨日のコスモス

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今日はなんだかひどく疲れた気がした。 

暑さ続きの10月に、ひょっこりと訪れた涼しい1日。

2週間ぶりに金曜日の大掃除を前倒した。 

午後から横になったら、ウトウトしたが、夕方プールで短く泳いだら、少し気分が上向いた。






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