でも、大丈夫よ。
2021年 2月 21日 現在のテレビを買ったのは、保証書によれば、2007年 12月 28日であった。
そんな年末にテレビを買ったのだ。 まあ、それでも、13年は経過している。
昨晩1度だけ電源が落ちた。2秒くらいで再び復活。
金曜日の大掃除を終えて、歩いて20分ほどの電気量販店へ出かけて、43インチのテレビを購入した。
帰宅したら、12時を過ぎていた。
河津桜
少し遅い昼食の最中に、母が毎度おなじみの戦争中の話を始めた。
「同級生の医者の息子がバナナに海苔をまいて持ってきたんだよ。」
お母さん、その話はリンゴじゃなかったかしら?
母の昔の記憶はどんどん風化するというより、新しいバージョンになって上書きされる。
なんで、こんなにテレビを買うのを迷ったのか、我ながら呆れる。
入店した時に老婦人が会計のところに座っておられた。
私がテレビ購入して会計を終えても、まだ、座ったまま延々と店員と話を続けている。
少なくとも20分以上になる。
スマホの使い方がよくわからない。 息子に聞いたりするのだけど、すぐわからなくなる。 使いこなせるように教えてもらいたい。
店員も困るだろう、とは思ったが、人の事は言えない。
自分も年を取るのだから。
本日の庭のクリスマスローズ
日当たりのあまり良くない庭なので、なかなか開花しない。

「失われた時を求めて」の最終巻の中で、「私」は階段で3度もつまづき、自分の身体の老化を思い知り、
散々豪奢な生活にどっぷりと浸りながら、自らを底の空いた金庫を持つ貯蓄家と揶揄したプルースト。
投資に何度か失敗して財産を減らした。
時は過ぎ去り、時代は変わり、往時のサロンの面影は最早ない。
「私」つまりプルーストが子供の頃から仕えてきた料理人兼使用人のフランソワーズを(どう考えても70代にはなっているだろうとしか思えない)、文学作品を仕上げる草稿の整理のために秘書として使おう、などと考えるプルースト。
老いの容赦のない側面を思い知るに至る様は、なんとなく読み手の私すら、わびしく哀しかったな、などと思ったことを思い出した。
でも、大丈夫よ。
死なない人は居ないし・・・
老いない人も居ない。
今日は母を入浴させて洗髪し、足の爪を切った。

写真日記ランキング
そんな年末にテレビを買ったのだ。 まあ、それでも、13年は経過している。
昨晩1度だけ電源が落ちた。2秒くらいで再び復活。
金曜日の大掃除を終えて、歩いて20分ほどの電気量販店へ出かけて、43インチのテレビを購入した。
帰宅したら、12時を過ぎていた。
河津桜

少し遅い昼食の最中に、母が毎度おなじみの戦争中の話を始めた。
「同級生の医者の息子がバナナに海苔をまいて持ってきたんだよ。」
お母さん、その話はリンゴじゃなかったかしら?
母の昔の記憶はどんどん風化するというより、新しいバージョンになって上書きされる。
なんで、こんなにテレビを買うのを迷ったのか、我ながら呆れる。
入店した時に老婦人が会計のところに座っておられた。
私がテレビ購入して会計を終えても、まだ、座ったまま延々と店員と話を続けている。
少なくとも20分以上になる。
スマホの使い方がよくわからない。 息子に聞いたりするのだけど、すぐわからなくなる。 使いこなせるように教えてもらいたい。
店員も困るだろう、とは思ったが、人の事は言えない。
自分も年を取るのだから。
本日の庭のクリスマスローズ

日当たりのあまり良くない庭なので、なかなか開花しない。

「失われた時を求めて」の最終巻の中で、「私」は階段で3度もつまづき、自分の身体の老化を思い知り、
散々豪奢な生活にどっぷりと浸りながら、自らを底の空いた金庫を持つ貯蓄家と揶揄したプルースト。
投資に何度か失敗して財産を減らした。
時は過ぎ去り、時代は変わり、往時のサロンの面影は最早ない。
「私」つまりプルーストが子供の頃から仕えてきた料理人兼使用人のフランソワーズを(どう考えても70代にはなっているだろうとしか思えない)、文学作品を仕上げる草稿の整理のために秘書として使おう、などと考えるプルースト。
老いの容赦のない側面を思い知るに至る様は、なんとなく読み手の私すら、わびしく哀しかったな、などと思ったことを思い出した。
でも、大丈夫よ。
死なない人は居ないし・・・
老いない人も居ない。
今日は母を入浴させて洗髪し、足の爪を切った。

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