春一番にはまだ早い。

2021年 1月 16日 午前10時半過ぎにスーパーを出て交差点を渡ると、強風に巻き上げられた土埃で公園内は辺り一面茶色になっていた。

早く帰宅して洗濯物を取り込まなければ。

今日は気温が急上昇したが、南風が非常に強く吹いた。

裏庭 水仙IMG_5905 (2).JPG

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私の優先順位の上位にあるのは、いつも母の入浴のことである。 

今日は気温が18度にもなった。 母を入浴させて洗髪するには都合が良い。

土曜日は夕方プールで泳ぐのが習慣だが、母の入浴を優先させた。

無事に洗髪を終えて、足の爪を切り、安堵して母と夕餉の膳に向かった。

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プールへは行かないと決めて自室で「失われた時を求めて」第13巻を読み進めた。

戦争(第1次世界大戦)が終わり長い年月が過ぎた、とあり、どれくらいの時間が経過したのかと注釈を読んだら、約20年と書かれてあった。

具体的な時間の経過がわかりにくいのが、この小説の特徴である、と私は思う。 

なにせ、数時間の事柄が延々1巻分に費やされていたり、或いは13巻のように、あっという間に20年が過ぎてしまう。


紅茶に浸したマドレーヌはいつの間にかハーブティーに浸したマドレーヌとなっており、プルースト自身、加筆訂正を何度もしたせいで、こんな齟齬が生じる。 一度死んだ人が再び登場したりもする。


「長い年月が過ぎた」という下りを読んだ時に、なぜか、私自身の事にも重なり、ふと寂しい気持ちがした。

若いころはなんでもなかったことが、今は辛くなったり、出来なくなったりすることが多い。

もう少しで読み終えることが出来そうだったが、暗くなる前に母を入浴させたく、切り上げた。


前後するが、午後3時少し前に玄関のチャイムが鳴った。

○×工務店さんの3代目社長(まだ若い)だった。 外壁屋根塗装の見積もりを持って来られた。

雨戸の戸袋なども塗り直さないといけないそうで、金額は大体予想した通りだった(約150万)。


工事は3月を目途に調整することになった。

工務店の社長は帰り際、「お母さん元気ですか?」と尋ねる。

元気だけど、すぐにいろんな事を忘れちゃうのよ。


明日から暫く、気温が一桁の日々が続く。



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