ふいに蘇る思い出

2020年 3月 27日 「花に嵐の例えもあるさ、さよならだけが人生だ」という井伏鱒二の訳文のような日だった。 

非常に強い暖かい南風が吹きまくって、一旦は外に干した洗濯物を取り込むためにベランダに出たら、上の道は桜吹雪だった。

門から外へは一歩もでなかった。 

私の携帯にはメールでさへ滅多に来ないが、今日は横浜市防災メールが届いていて、週末外出自粛要請だった。

大丈夫、どこへも出かけないよ。

写真は過去のアルバムから。

IMG_3818.JPG

予定通り、午前中は簡単に衣替えを済ませた。 今日で冬は終わり、というわけにはいかないので、そうでなくても、日曜日はまた気温急降下で雪が降るかもしれないそうで、多少の冬物を残す。

午後から自室で新聞に目を通した。 英字新聞の金曜日には必ず、Travel 旅行の記事が掲載される。 

とは言っても、いつも読むわけではない。 興味をひかれたわけでもないが、まあ、暇だったから。


今回はカムチャッカ半島の旅だった。

移動はすべてヘリコプター(筆者によれば、かなり型の古いもの)。 ヒグマの自然保護区へ向かう。

ライフル銃を持ったガイドが先頭、真ん中、最後尾に着く。

「ガイドの後ろを1列になって歩くこと」

「決して列から外れないこと」

「勝手に行動しないこと」と厳しく注意される。

そこには、日本人写真家の碑があり、ガイドの説明によれば、眠るときはテントではなくて、建物の中に入るように説得したが、

説得に応じず、ヒグマの攻撃に遭い、亡くなられた、と説明をされ、云々。

これは、間違いないく、星野道夫さんのことだろうと思った。

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そのままぼんやりとしながら、大昔のことを思い出した。

アイスランドに夢中だった時、名前はもう忘れたが、有名な氷河ツアーに申し込んだ。(ブログのどこかに以前書いた覚えがあるが)

その氷河ツアーは、氷河の上をスノーモービルで走り回るというのが売りで、運転免許必須と書かれてあったが、運転免許の無い人も参加可能だと言われて参加した。

氷上をガイドを先頭に、スノーモービルに乗った観光客が走っていくのを眺めているのも、若い私には感動的だった。

免許がなくて参加した、たった1人の私は別のガイドのジープに乗って、氷上を短い時間ドライブして、そして・・・

車の外に降りた。

ガイドから、

「私の後ろを必ずついてくること、一歩でも私から逸れてはいけない。 クレパスが至る所にある。 落ちたら死ぬ。」

と言われて、ガイドの足元だけを見つめて歩いた。

途中で、ガイドが指をさして、あそこにクレパスがあると言う。1mぐらいまで近づいて、恐る恐るのぞいたことがある。

クレパスの裂け目は小さかったが、深くて美しかったが、やはり怖かった。


そんなことを思い出して、ゴロンと横になって居眠りした。

新聞の記事からふいに蘇った思い出、と書いたら、なんだかプルーストをまねているような気もするが。


今日は、母のパンツが6枚もあって、1日6枚か、などと思ったが、まあ、これも仕方が無い。


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