刻まれた名前

2020年 3月 21日 お彼岸の墓参 父が亡くなって8年以上、今更だが、今日初めて気が付いた。

雪柳IMG_3821.JPG

霊園は原則、宗教を問わない。 しかしながら、広大な霊園の中心には巨大ではないが、かなりの大きさの観音像が建立されている。

いつもは、その前を通り過ぎるときに、帽子とサングラスを外して手を合わせる程度。

今日は、シャトルバス2台の運行で、私の乗った1号車は出発時間よりかなり早い時間に出立して、10時半前に霊園に到着した。

(運転手さんの指示で、隣り合わせにならないように着席する)

時間に余裕があり過ぎて、観音像のある小さな高台に上ってみた。

観音像の足元には、名前の刻まれた建立碑?があり、そこには、「ご寄付をされた方々」とあった。

そういえば、昔、母が父に言われて霊園に(いやいやながら)寄付をした話を聞いたことを思い出した。

名前を確認していくと、そこには、紛れもなく父の名前があった。

苗字は変哲もない、どこにもでもあるものだが、父の名前は珍しい。 間違いない。

刻まれた文字を指でなぞり、感慨にふけった。 碑には平成3年と刻まれてあった。

IMG_3812.JPG

IMG_3813.JPG風が強くてピントが合わない。

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帰宅して、母にその話をしたら、(寄付したら)なんだか、招待状が送られてきたけど、行かなかった。 コーラのビンくらいの小さな日本酒が送られてきた、と言うのだ。

元気なころは散々母と二人で墓参したのに、そんな話は一切しなかった。

コブシIMG_3823.JPG

IMG_3819.JPG

ふと、キッチンに目をやれば、あれっ、ご飯が炊けてる???

炊飯器のお釜を隠すことをうっかり忘れたら、しっかり、午後1時半過ぎに夕食のご飯が炊きあがった次第。

母は、炊飯器が空になると、米をとぎ米を炊くことにこだわる。

やれやれ、とため息が出たが、炊きあがったものは仕方が無い。

庭の花壇IMG_3827 (2).JPG

夕方、新聞を取りに外に出たら、今朝はまだ蕾だった、庭の花壇の水仙(3輪目)が花開いていた。

ふっと、私が死んで、父の墓に入り、誰も墓参する人が居なくなっても、

あの、観音像が倒れるまでは、父の名前は刻まれたままなのだ、などと思った。


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