ファブリックと花を愛する男 ドリス ヴァン ノッテン 映画
2017年 12月 22日 金曜日 朝は日が陰ったり、日が差したりを繰り返したが、結局晴れた。
2018年1月にはブリューゲル、少し飛んで、10月にはルーベンスの展覧会が東京で開かれるそうで、ベルギーに行けなくとも、ベルギーを楽しんでください、とベルギー王国大使館 臨時大使代理がそうスピーチをして、映画、ファブリックと花を愛する男 ドリス ヴァン ノッテンが大使館内で昨晩、上映された。
お土産
私がベルギーに行ったのは遠い昔、20代のころだ。 ブラッセル、ブルージュは美しい街だった。 ドリス ヴァン ノッテンはベルギーを代表する服飾デザイナーである。
彼の服は実は1着だけ持っている。 去年の冬に久しぶりに着てみたが、ちっとも古いとは思わなかった。
本人を見たのは昨日の晩の映画の試写会が初めてで、地味で目立たない、どこにでもいそうな普通の小ざっぱりとした男性だった。
カール ラガーフェルドやジョン ガリアーノといった、一目でその尋常でない様と表現したら、本人に申訳ないが、つまり、カリスマオーラ全開といったデザイナーとはまったく異なる。
冒頭で本人がファッションという言葉が現在は嫌いで使いたくないと、そう述べた。 「それ」は半年で消費され消えていく代物だからと切り捨てた。
私は女性だが、個人的にはメンズコレクションが素晴らしくて実に秀逸な作品ばかりだと思う。 買ってもいいくらいだ。 私は男性の一番小さいサイズの洋服を結構自分用に買うことがある。 レディースコレクションは、まあ、私には着こなせない。
彼の自宅は実にまったく広大な敷地の中にあり、ため息が出る。 庭はターシャ テューダでさえ、生きていたら、絶賛するぐらいの実に綿密に設計された美しい花々で彩られた庭だ。 デザイナー自身がガーデナーと共に創り上げた庭である。 ちなみ菜園もあった。
その庭でドリス ヴァン ノッテンが籠とハサミを持って花を摘み取っていく。 彼のパートナーがシャクナゲの枝を部屋に運び込むのに苦労されていて、それは本当に見事なシャクナゲでハサミではなくてノコギリで切ったものであろうと思われるが、無造作に大きな花入れに活けていた。 ドリス ヴァン ノッテンはチマチマと花を生けていたが、ちゃんと彼の美意識に沿って花が生けられていて、興味深かった。
部屋はそこそこ物であふれているが、実に見事に調和されていて、椅子や絨毯など細かいところに彼の審美眼が投影されている。 なまじっか、なにも置かない部屋よりは居心地がずっとよく見える。
抽選に当たったのは12月 13日で、招待状が届いたのが火曜日で行くかどうか散々迷ったが出かけて良かった。
昨日の夕方は母の頼みで、崎陽軒のお弁当を買ってきて、エノキと豆腐で味噌汁を作り、ポットに入れて、お茶もポットに入れて自宅を出た。
有楽町で迷い、交番で聞き、有楽町線のホームで迷い、近くに居た男性に声をかけてどっちの電車に乗るべきか聞いて麹町で降りた。
帰宅したのは午後10時を回っていて、母はぐっすりと眠っていて、手洗いを済ませて米を研ぎ、タイマーを入れて、風呂に湯をはり、あたふたと床に就いた。
***
今日は淡々と金曜日の大掃除を済ませて、母を美容院に送り、私はがぼちゃを煮た。 風呂からなかなか出てこない母に声をかけたら柚子湯が良い香りで長湯になったが、生きているからと答えた。
久しぶりに母と夕食を囲み、今日が最終日のこころ旅を見た次第。
***
ベルギー王国大使館のトイレの個室が広くてびっくり。 日本サイズの2倍くらいはありそうだった。 映画の上映前には有名な?(私はチョコやケーキに詳しくない)ショコラティエのチョコとコーヒーがふるまわれた。
そんなもん写真に撮るかい、大体ガラケイも忘れたくらいだ。
今日も読んでいただきありがとう。 コメント頂きありがとう。 こうやって外出できる時は出かけた方が、母と良好な関係を築けるかもしれぬ。

2018年1月にはブリューゲル、少し飛んで、10月にはルーベンスの展覧会が東京で開かれるそうで、ベルギーに行けなくとも、ベルギーを楽しんでください、とベルギー王国大使館 臨時大使代理がそうスピーチをして、映画、ファブリックと花を愛する男 ドリス ヴァン ノッテンが大使館内で昨晩、上映された。
お土産
私がベルギーに行ったのは遠い昔、20代のころだ。 ブラッセル、ブルージュは美しい街だった。 ドリス ヴァン ノッテンはベルギーを代表する服飾デザイナーである。
彼の服は実は1着だけ持っている。 去年の冬に久しぶりに着てみたが、ちっとも古いとは思わなかった。
本人を見たのは昨日の晩の映画の試写会が初めてで、地味で目立たない、どこにでもいそうな普通の小ざっぱりとした男性だった。
カール ラガーフェルドやジョン ガリアーノといった、一目でその尋常でない様と表現したら、本人に申訳ないが、つまり、カリスマオーラ全開といったデザイナーとはまったく異なる。
冒頭で本人がファッションという言葉が現在は嫌いで使いたくないと、そう述べた。 「それ」は半年で消費され消えていく代物だからと切り捨てた。
私は女性だが、個人的にはメンズコレクションが素晴らしくて実に秀逸な作品ばかりだと思う。 買ってもいいくらいだ。 私は男性の一番小さいサイズの洋服を結構自分用に買うことがある。 レディースコレクションは、まあ、私には着こなせない。
彼の自宅は実にまったく広大な敷地の中にあり、ため息が出る。 庭はターシャ テューダでさえ、生きていたら、絶賛するぐらいの実に綿密に設計された美しい花々で彩られた庭だ。 デザイナー自身がガーデナーと共に創り上げた庭である。 ちなみ菜園もあった。
その庭でドリス ヴァン ノッテンが籠とハサミを持って花を摘み取っていく。 彼のパートナーがシャクナゲの枝を部屋に運び込むのに苦労されていて、それは本当に見事なシャクナゲでハサミではなくてノコギリで切ったものであろうと思われるが、無造作に大きな花入れに活けていた。 ドリス ヴァン ノッテンはチマチマと花を生けていたが、ちゃんと彼の美意識に沿って花が生けられていて、興味深かった。
部屋はそこそこ物であふれているが、実に見事に調和されていて、椅子や絨毯など細かいところに彼の審美眼が投影されている。 なまじっか、なにも置かない部屋よりは居心地がずっとよく見える。
抽選に当たったのは12月 13日で、招待状が届いたのが火曜日で行くかどうか散々迷ったが出かけて良かった。
昨日の夕方は母の頼みで、崎陽軒のお弁当を買ってきて、エノキと豆腐で味噌汁を作り、ポットに入れて、お茶もポットに入れて自宅を出た。
有楽町で迷い、交番で聞き、有楽町線のホームで迷い、近くに居た男性に声をかけてどっちの電車に乗るべきか聞いて麹町で降りた。
帰宅したのは午後10時を回っていて、母はぐっすりと眠っていて、手洗いを済ませて米を研ぎ、タイマーを入れて、風呂に湯をはり、あたふたと床に就いた。
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今日は淡々と金曜日の大掃除を済ませて、母を美容院に送り、私はがぼちゃを煮た。 風呂からなかなか出てこない母に声をかけたら柚子湯が良い香りで長湯になったが、生きているからと答えた。
久しぶりに母と夕食を囲み、今日が最終日のこころ旅を見た次第。
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ベルギー王国大使館のトイレの個室が広くてびっくり。 日本サイズの2倍くらいはありそうだった。 映画の上映前には有名な?(私はチョコやケーキに詳しくない)ショコラティエのチョコとコーヒーがふるまわれた。
そんなもん写真に撮るかい、大体ガラケイも忘れたくらいだ。
今日も読んでいただきありがとう。 コメント頂きありがとう。 こうやって外出できる時は出かけた方が、母と良好な関係を築けるかもしれぬ。

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