人の世の美しき秋の日に

2020年 11月 23日 はあ、1年終えたぁ、みたいな気分。

今年はベートーヴェン生誕250年だそうで、本日のコンサートの演目はやはり、ベートーヴェンであった。

ロドリーゴ(全然知らなかった)というスペインの作曲家の曲は、ギター 村治佳織と読響の共演。

午前10時IMG_5633.JPG

これがですね・・・

午前11時には曇りだして、あっという間にこの通り。

午後1時半IMG_5639.JPG

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「運命」という曲はもうあまりにも有名で、有名過ぎて逆にあのフレーズしか残っていないような気がするのは、音楽に教養がない私だけかもしれないが、第4楽章まできちんと聞いたのは、恥ずかしながら、今日が初めてだったかもしれない。

圧倒的な迫力は衝撃的で、思わず手を握りしめるほどだった。 

「失われた時を求めて」の中でサロンのコンサートで必ず、首を振るご婦人が出てくるのだが、私も気分が高揚して、自分の首が揺れているのに気が付いた。


村治佳織さんは随分美しいかたで、黒のレースのドレスで登場されたが、ロドリーゴの後で、アルハンブラの思い出を独奏された。

多分、ファンの方だと思うが、ほぼ最前列で立ち上がって拍手をされている方がいらした。

午後4時過ぎIMG_5643 (2).JPG

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洗濯掃除を終えると、まず、昼食の準備、夕食の下準備をして40分ほど休憩して、早お昼。

洗濯物を取り込んで、母の昼食をテーブルに並べて12時半に家を出た。

帰宅すると、ほぼ秒刻み並みに次々にかたす。

母を入浴させて洗髪終了(明日から気温下降のため)。 母の髪にドライヤー当てて、夕食の準備。

夕食を終えたら、くたびれて暫く立ち上がれなかった。 

午後7時半に重い腰を上げてお茶碗を洗って、母においとま。

クリスマスツリーIMG_5642.JPG

クリスマスツリーもみたし、もう何も予定は入っていないし、これで2020年は終わったも同然みたいな気分になった。

が、しかし・・・

検温、マスク常時着用で、終了時は優先搭乗ならぬ、優先退場で座席番号の後方から分けて退場。

やれやれである。


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一月早いクリスマスプレゼント

2020年 11月 22日 昨日通りすがりに、おっ、と立ち止まった。

うむ、なんて素敵なんだ。 一旦通り過ぎてから、再び戻る。

北欧ものは総じてセンスが良い。

湯たんぽIMG_5631.JPG

3色展示されていた。 レッド、ブルー、グレイ。

レッドにするかグレイにするか悩んでグレイを購入。 これは母への一月早いクリスマスプレゼント。

ベッドに電気あんかを入れていて、去年はあんかの線に足を引っかけて夜中に転んだから。

階下から轟音が聞こえて、すわっ、地震かと思ったぐらい。

(今日も地震があったけど)

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今日は午前中はこんなお天気だったが、お昼を過ぎたあたりからどんどん雲が広がった。

それでも、洗濯物も乾いたし、お布団も干すことが出来た。

プールから上がると、オジサンから声をかけられた。

「いつもどれくらい泳ぐんだい?」 

今日は28分間だったので、恐らく1キロはいかないな、などと時計を見ながらモゴモゴしてたら、

「ずいぶんと泳いでいたよ、1キロいってるよ」

庭のパンジーIMG_5629.JPG

午後は自室で2日分の新聞に目を通したら、あっという間に午後4時半になった。

明日は外出。 読響のコンサート。 また久米島紬着るもんね。 

去年、頂いたチケットの第九が素晴らしかったので、本当は12月のチケットを考えていたが、横浜は12月26日の土曜日なのだ。

この日は父の祥月命日なので、悪天候でなければ墓参したい。



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用が足りない日

2020年 11月 21日 用が足りない1日だった。 

わざわざ出かけたのに、受け取った書類は必要としているものではなかった。

これだけが目的だったから、帰宅するや否やへたり込んでしまった。

急ぎ電話連絡して速達で送るようにお願いする。

なんら私に関係のないことなのに、あ~あ、やんなちゃった・・・

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とかなんとか言いながら、お昼を食べた。 GO TO イートなんて利用していないけどさ。

庭のパンジーIMG_5619 (2).JPG

今日は3連休の初日。 

なにやら微妙な雲行きだが、結構な人出だった。


お天気は素晴らしい1日だったが、如何せん、用が足りなりかった。

あのさあ、単純な不注意だよ、確認しなきゃあ、って言いたかったけど、我慢する。
 
庭のツワブキIMG_5616.JPG

墓参を中止して予定を組み込んだので、結構がっくりした。

これなら・・・

洗濯も出来たし、墓参に行けたし、お布団も干せたし、プールにも行けたのに・・・

って、出来なかった事をあげつらうのは止めておかなきゃね。

誰でも間違いはある。


すでにとっぷりと暮れた午後6時、足音を響かせて急いで歩いていた。

後ろから70代ぐらいのご婦人が小走りで迫って来た。

「赤い靴が可愛いじゃないの?」

はあ? あ、ありがとうございます。


「今日の夕飯なに?」

はあ? 今日は朝から出かけたので、お稲荷さんと巻きずしを買ってきました。 お味噌汁作るだけの手抜きです。


「あんた、どっち?」 左です。

「それじゃあ、さようなら」

って、まったくの赤の他人。


こんな時だから、だれかとお話したかったのかしらねぇ。


母はこたつでちんまりと座って私を待っていた。



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あの頃

2020年 11月 20日 先月にクリーニングに出した夏物1点が17日に出来上がっている。 今日は一駅電車に乗って取りにでかけようと思いながら、鉛色の曇天と非常に強い南風でおっくうになってやめてしまった。

山下公園にてIMG_5612.JPG

「結局、IBMをやめたのは何歳の時だったの?」という従姉の言葉には正直びっくりした。

IBMの社員ではなかったから。 

なにかの勘違いだろうと思い、胸の内の言葉を全部のみ込んで訂正しておいた。

◆〇△という会社で52歳の生涯を閉じました、って。


あの頃、33歳の頃、13年間勤めた会社を退職し転職したが、うまくいかず、11か月で退職した。

とても辛い思いをした。 


どこをどうしてそうなったのか覚えていない。 中学時代の同級生(男子)から連絡もらった。

彼も就職した会社を辞めて、彼の友人と共に会社を設立していた。 東京都内にあった彼の事務所へ赴いた。

彼の紹介で IBMで7か月間契約社員として働くことが出来た。

とても良い条件だった。

契約社員ながら、厚生年金と健康保険に入ることが出来た上に時給も悪くなかった。


頭がはげそうなくらい滅入っていた時期で、この7か月間で私は漸く元気になって、そして晴れて次の会社へと正社員として転職することが出来た。

そんな彼と連絡を取れなくなって久しい。

最後に連絡を受けたのは、生まれたばかりのお子さんに障害が見つかり、その治療のために神奈川県から引っ越す旨、連絡を受けたのが最後だった。

山茶花IMG_5618 (2).JPG

今日は門から外に出たのはゴミ出しだけ。 

金曜日の大掃除は昨日前倒して、今日はクロスの拭き掃除と出窓の掃除を終えた。

これで年末の掃除はお終い。

キバナコスモスIMG_5615.JPG

2階の自室で「失われた時を求めて」を読んでいると、ヒューヒューとつむじ風のような風音がすさまじい。

ノラ猫の縄張り争いかと勘違いするほどの、ひどい南風だった。

風音で胸が騒いだのだろうか?

あの頃の母は自身に降りかかった乳がんという不条理に対する怒りを全部私に向けた。

あんなに私を苦しめた母は、だから天国へは行けない、と思う。


私のような凡人のおばさんでも、1日にしてならず、である。


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11月のオシロイバナ

2020年 11月 19日 11月も半ばを過ぎたのにオシロイバナが綺麗である。

本来のオシロイバナは夏の頃、夕方から咲き始めて朝には枯れてしまうのだが、11月のオシロイバナは昼間から咲いている。

気丈と言えば気丈だが、何となく風情に欠ける。

それでも1日花であることには変わりはない。

オシロイバナIMG_5593.JPG

国民全体が免疫をもつようにコロナウイルスに対してまったく制限を取らなかったスウェーデン。

感染の第2波にさらされて、死者数が急上昇していることを受けて、ついに規制することに踏み切った。

さて、東京や横浜は何か変わるのかと思いきや、それほどでもない。

高齢者を抱える身としては(というより自分自身もだが)、出来る限り外出すべきではない、ということになるのだろう。

山茶花IMG_5580.JPG 

今日は一時的だが気温は25度近くまで上昇した。 

コタツのスイッチをオンにして、母はさらに毛布をかぶって潜り込んでいる。 

暑くはないのかと聞いたら、逆に、Tシャツ1枚の私に「寒くないのか」と答えた。


前回洗髪したのは先週の金曜日である。

今日は母を説得して入浴させて洗髪をした。


結婚もせず、子供もいない私は、母からすれば、世間的に(特に母の姉妹たちの間では)肩身の狭い思いをしたのだろうが、

だからといって私が最低の人間だと思うのは、それは間違っている。


ドライヤーで髪を乾かした後で、淡々とそう話したら、鳩が豆鉄砲を食ったよう顔をした。

私は最近、こんな風に、母にとどめを刺す。

認知症でどうせすぐに忘れるのだ、言っておきたい事は全部言うぞ。

今日はソーイングビーがあるので、この辺で。



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久米島紬を着て

2020年 11月 18日 新型コロナウイルス感染者が2000人を超えた今日、所用があり出かけた。


先週、御歳暮の手配を終えたまさにその日、従姉から連絡があった。

「茨城から横浜へ行きます。会いましょう、明日でも大丈夫です」

横浜は徐々に感染者数が増加傾向にあり、その旨伝えたが、それでも構わないと言われ、バタバタと決まった。

茨城県に住む従姉からは、初夏に豪華なメロン、夏にブランドかぼちゃ、秋には高級ブドウを送って頂き、(文書で)礼状をその都度送ったが、なんのお礼も返してはいなかった。

母のサンドイッチを用意して、簡単に夕食の下準備をして出かけた。

イチョウ並木IMG_5613 (2).JPG

食事の後に山下公園に出た。 気温は23度近くあり、公演のベンチで1時間くらい話し込んだ。

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施設にいらっしゃる叔父様とはガラス越しにしか会えないとか、話題はお互い愚痴ばかりなのに、なぜか(私は)盛り上がった。

従姉のご近所さんに50代の独身男性がいらして、その方が脳梗塞で倒れられた。 たまたま、お付き合い中の女性が居たのにもかかわらず、
親族でも姻族でもないという理由で、手術の同意書を取るのに時間がかかり、一命はとりとめたものの、寝たきりになって、結局亡くなられたという話に、明日は我が身とほんの少し考えさせられたが、その時はその時だ、運命だと思い切ろう、などと心の中で思った。

久米島紬IMG_5605.JPG黒ものですが、全く見えませんが、着物全面に柄がある。

9月に妹の家に遊びに行った際に、春に紬を買った話をした。 
貯金を一部解約するために、銀行で何を買うのか聞かれて、紬と答えたら、「紬ってなんですか」と逆に問われて、こいつアホちゃうかいな、と思ったと話したら・・・

姉ちゃん、私も、紬ってなんだか知らない、と言われてびっくりした。


予行練習で本日着てみた。 ちょっと暑くて汗をかいた。

なんだか雲行きが怪しいが、23日は読響のコンサートのチケットを取ったので、せっかくだからその日をデビュー?と決めていたが、

前倒して今日になった次第。 案外、外出制限が出るかもしれない。


緊急事態宣言後、下駄箱を整理していたら、偶然、黄色の素敵な草履を発見した。

母に見せたら、父が昔、母に買い与えたものだそうで、すっかり数十年にわたって忘れていた、と言う。

ほとんど履いた後がなく新品同様で、今日はその草履を合わせた。 


着ている本人は別として、着物と草履は素敵だと思う。



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老婦人の部類

2020年 11月 17日 ここのところ続く小春日和。 英語でインディアンサマーというのはよく知られている。

小春と言うより、結構暑いかもしれない。 金曜日は夏日になるらしい。

本日の新聞のコラムで、ドイツ語では小春日和を「老婦人の夏」というのだと初めて知った。

後2年足らずで前期高齢者になる私も、老婦人の部類なので、ふむ、などと納得する。

庭のパンジーIMG_5604.JPG

玄関周りに植え込んだパンジーは可愛らしくて元気をくれる。

さしあたり2頭身美人って感じ。

庭のツワブキIMG_5603.JPG
日当たりの悪い前庭のツワブキが漸くほころんだ。

「今日は天気が悪いね」という母に、外へ出てごらんと声をかけたら、

思いがけず、文字通り重い腰を上げて外に出て行って帰ってこない。

2階のベランダから眺めたら、ご近所の方を捕まえて話し込んでいる。 

お昼を過ぎたので声をかけようかと思っていたら、帰宅した。 片手にはうなぎパイ。

「名古屋に行ってたんだってさ」

そう、静岡じゃないの? だって浜名湖のうなぎパイだから・・・

まあ、名古屋でも売っているのかもしれないけど。

昨日IMG_5587.JPG葉を落とした枝にはすでに来春の芽が宿る。


母のことで怒りがコントロールできなくなると、30年以上前の母が私にしたひどい仕打ちで、私がどんなに辛かったかということを、母の繰り返しをさらに上回るように、くどくどと繰り返し、私に謝罪するように強く要求し、謝罪が済むまで決して許さない。

ほんの些細なことが導火線になり、私の怒りは小さく爆発する。

本当に辛い思い出で、いつまでもいつまでも私の心の中でくすぶっている。
 

何度も書いたが、亡くなった父は死んだから言うのではなくて、本当に穏やかな人だった。

母とは大違いだ。 


まだ不調の続く夕方、母を入浴させた。 

でっぷりと太った母の身体は、まさしく脂肪の塊で、そう口に出したら、なぜか、モーパッサンを思い出した。

「脂肪の塊」は考えさせられる話である。 

真っ当な人間は売春婦だけって話。

上流社会の生活を延々と描いたプルーストとは対極であるな、などと老婦人の部類の私は思う。


春菊&小松菜IMG_5602.JPG

夕食は手を抜いた。 スーパーの安い肉ですき焼きにした。

裏庭圃場の小松菜は虫食いだらけだが、春菊は虫も食わない。

私はそんな春菊が大好きである。


トランプが負けを認めないのは、単に負けず嫌いというだけではなくて、税務査察を受けるからと書かれてあった。

老婦人の”部類””の夏は不調である。


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