日陰者

2020年 10月 1日 新聞で「庭終い」という記事を読んだ。

庭木も手入れをしなければ、とんでもない状態になってしまう。

他人事じゃないような、などと思った次第。 

庭のシュウカイドウIMG_5325.JPG


ピンボケIMG_5326.JPG

シュウカイドウは花も良いが、葉も素敵。

花が咲く様子に風情がある。


庭の自生ベコニアIMG_5324.JPG

シュウカイドウもベコニアも同じ仲間。

共通していることは日陰で育つということと、母が嫌いということかしらね。

母は地味目な花が好みではない。私は日陰者でも好きだ。


今日は午前中は弱い雨が降っていたが、午後から日差しが戻った。

裏庭の茄子を抜いて草むしりをして綺麗に片した。


本日の収穫 ざる一杯の小茄子&茗荷1本IMG_5328.JPG

投薬点眼から3日目、母の目がなかなか良くならない。



9月中に「失われた時を求めて」第9巻を読み終えることが出来なかった。

プルーストの時代、ようやく自動車がお目見えする。

語り手の私(プルースト自身)は早速、運転手付きの自動車でデートを繰り返す。かなりの費用で母親からは浪費癖を注意される。

でも、初めて飛行機が飛んでいるところを見て、感動のあまり泣いてしまうところはなんだか可愛らしい気がする。

新しいものが好きだったのかもしれない。


21世紀の世の中に生きている私は、泣くほどでもないが、

飛行場で飛行機が離着陸するのを眺めるのが好きだ。




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気持ちの良い秋晴れでせいせいとした。 アイヌの美しき手仕事 @日本民芸館

2020年 9月 30日 展示されているアイヌの衣装を離れた場所からぼんやり眺めていると、なぜか、ケルト十字を思い出した。

似ても似つかないのだが。 

アイヌのあの独特の幾何学模様が私にそれを連想させる。

木綿の布に切伏という技法(アップリケみたいなものだろうか?)と刺繍が施された衣装は実直な手仕事を物語る。

圧巻だったのは、アイヌ玉を使ったネックレスで、大ぶりな玉で、触ることが出来ないが重量感と圧倒的な存在感を放つ。

儀式用とあったが、恐らく男性が身に着けるのではないだろうか?

キキョウIMG_5316.JPGキキョウは蕾も可愛らしい。

母と昼食を共にして、洗濯物を取り込み、カボチャを炊いて、ちょこっと日本民芸館に出かけてきた。

お茶をすることもなく直行直帰で午後5時前には帰宅した。 

思いついたわけではなく、最初から行こうと思っていた。 

東大駒場駅に降り立ったらセミが鳴いていて、粘って鳴いているなぁ、などと思った。

今日は9月の尻尾。

路地 斑入りススキ&彼岸花IMG_5323.JPG

民芸館の入り口IMG_5317.JPG

おや、これは何だろう? 民芸館の隣の個人の建物の塀に豆皿が埋め込まれていて、すごく素敵だと思った。

許可なく掲載します。 ごめんなさい。

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母を入浴させて洗髪した。 明日は寒いくらいになるらしい。

褥そうの薬をおしりに塗り、目薬を差し、夕食後の飲み薬を飲ませた。

右目の腫れは大分引いたが、未だに目の淵は赤い。

本日の収穫 茄子 118、119、120号IMG_5315.JPG茄子はこれが最後になるかもしれない。

気持の良い秋晴れでせいせいとした。



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彼岸花は赤が好き

2020年 9月 29日 本日は支離滅裂。時系列滅茶苦茶。


10時前に母を連れて家を出た。 10時26分にクリニック到着。

午後12時40分診察終了。 約2時間待ち。 本を持って来るべきだった・・・

処方箋薬局へ寄って点眼薬と飲み薬をもらい自宅に戻ったら午後1時半を回っていた。遅い昼食*。

(*外で食べようという気は起きなかった。 一刻も早く帰宅したかった。)

眼科で飲み薬って初めてだ。



ゴミ出しを終えて朝刊を取って玄関を開けると、

「目がかゆいんだよ」母がパジャマで立っている。

母の目は歌舞伎役者のくまどりのように目の周りが真っ赤に腫れあがり、米粒みたいな目やにが目元に付いていた。

お母さん、もうね、お医者さんに行かないとね、駄目だよ。

「眼医者行くよ」


洗濯物を干し終えて階下に戻るとトイレで母がズボンを脱いでいる。

「汚しちゃった」 そう、洗濯機に入れといて、明日また洗濯するから。小さくため息。

タクシーを呼ぶという私をさえぎって、10分で行ける距離を30分かけて歩く。

10歩進むと、「鼻が出る」ティシューで鼻をかむ。 これを繰り返す。



これはかなりひどい、と医師。

涙腺が詰まっているかもしれないと言われるが、母が検眼を嫌がるので、検査はせず。

医師からは経過を見るため次の予約を入れるように指示される。次回10月13日。



洗顔しなくなった母。 毎朝晩、ハンドタオルをレンジでチンして顔をふいてやるのが日課。


クリニックで声をかけられた。どうやらピンコロ体操の仲間だった人らしい。

「(市販の)目薬で治るんだよって、この人(私)に言っても聞き入れないんだよ」

「こんなに待たされて、もう嫌になっちゃたよ」嫌になったのは私の方です!


老婦人から、お仕事おやすみ?と聞かれ、無職ですと答える。

「この人あたしと同様、年金生活者なの」母。


あら、そうは見えないわ、って、大きなマスクつけて帽子かぶっているだぜ、私。

世界中、コロナウイルスで男も女もブルカだっけ?アラブの女性みたいに「目」しか見えない。

63歳、老々介護です、と答えた。


「○○さん、娘さんの言う事をちゃんと聞いて、感謝しなくちゃね」

もっと言ってやってくれよ・・・



お昼ご飯を食べ終わったら午後2時半を過ぎていた。

洗濯物を取り込んで、夕食の下準備を終えて自室に戻ったら午後3時半。


あのね、私、今日は本当にくたびれた。


写真は少し前のもの。

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彼岸花は赤が好き。



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心和み、心惑う

2020年 9月 28日 秋晴れの空の色をさらに深くしたようなリンドウの花が2輪咲いた。

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思わず、ほうとため息が出た。 心和む瞬間。

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洗濯、布団干し、掃除の後、母にクリニックへ行こうと声をかけた。 午前10時過ぎ。

「眼科には行かない。 呆け防止の方は行ってもいい」

母の頭の中では、認知症ではなくて呆け防止なんだと思ったが、なんでも構わない。

小さなクリニックは混みあっていて座る場所もなかった。 待ち時間1時間半少し。

医師から先月の血液検査の結果を聞く。 問題は無いそうだ。

「ところで、目の方はどうよ? 赤いじゃないの、早く医者へ連れて行きなさい」

はい、と答えて、心惑う。

庭のバラに青空IMG_5307 (2).JPG

母に鍵を渡して先に帰宅させた。 ほんの数秒母の後ろ姿を見送る。

薬剤師さんから、アレルギー性の結膜炎かしらね、と言われて、再び心惑う。

薬局を出ると、もう12時10分前で、急いでそのまま火曜日以来の買い出しに出かけて帰宅したのが12時半過ぎ。

クリニックのテレビでみたラーメンのCMに影響されてお昼はラーメンを作った。

茹で卵、ネギ、茹でたほうれん草をトッピング。

夕食の下準備をしてお布団と洗濯物を取り込んだら、午後2時回っていた。

母はベッドでいびきをかいて眠っている。 母はすでにグロッキーなのだ。

心惑う。 結局、今日は無理だと判断する。


午後4時過ぎに裏庭圃場に出て、まず、枯れたゴーヤを片付ける。

たった1本のゴーヤはこれがその根っこだとは思えぬほどのいくつものコブのある塊りになっていて、掘りだしたその塊りは、私の頭ほどの大きさになっていた。 

ゴーヤの収穫は表向き40本になっているが、緑のカーテンの中で見落として山吹色になって腐ったゴーヤは軽く5本以上あった。

茄子を抜こうとしたが、これがまあ・・・

本日の収穫 茄子114、115、116、117号IMG_5308.JPG

まだもう少し収穫できる。 茄子は抜かず。

発芽した大根を間引いた。 間引いた大根は大きなザルに一杯。

それを丁寧に洗い、小さな根っこを切り、サッと茹でてお浸しにした。

こんなに小さな芽でも、ちゃんと大根の味がする。

心和む。


母を入浴させて足の爪を切り、夕餉の膳にむかった。

眼科クリニックは明日考える。 



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秋の入り口で一休み

2020年 9月 27日 昨晩WOWOWで映画を見た。 

がーンジー島の読書会のヒミツ

ストーリーも良かったが、風景が素晴らしい。

手折った花はライラックだった。 ライラックの花束が美しく好ましい。

バラの花束(そんなもんもらったことが無いからというわけではなくて)は何だかキラキラしすぎる。

今日は一休み。

キキョウIMG_5290.JPG 

甥っ子1号が敬老の日に贈ってくれた花たち。

ケイトウIMG_5302.JPG

リンドウは残念ながら蕾のままである。 リンドウは日差しがないと花が開かない。

明日は久しぶりの秋晴れだそうで、開花するかもしれない。


母の右目がまた充血し始めた。 結膜炎これで3度めである。 

今週はいつものクリニックへ連れていかなければならいし・・・

眼下クリニックも加わるのか、と思うとため息が出た。


私は日曜日のプールへ行かなかった。 

何があっても最優先なのに・・・




それでも幸か不幸か死のうとは思わない、

幸か不幸か生きている。



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労をねぎらう

2020年 9月 26日 それは生きているものでもないのに、あたかも生きているかのように労をねぎらった。

単にエアコン掃除をしただけなのだが。

居間のエアコンから始めて自室で終えた。 私はプロではないので中を洗うことは出来ないが、自分で出来得る限り丁寧に掃除をしたら、

夏の間、随分と頑張って働いてくれたな、などと思った。

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その勢いで床掃除をした。

清潔にすることが目的だが、それより、なぜか、この家も少なくとも40年以上を経ているわけで、

自分の老後を考えれば減築したいくらいだが、母が生きている限りは手を付けることが出来ない。

私に「美と若さ」は無いが、せめて家の美と若さ(あるならば)をできるだけ保ってやりたいと思う。



母がオハギが食べたいというので、雨の中出かけてはたと気が付いた。

マスク忘れた・・・

スーパーに入るわけでないからと思い直して和菓子屋へ行って、入店可能かどうか聞いてから買い求めた。


母は殊勝にも仏前に供えていたので油断したのがいけなかった。

お昼を食べてからね、と母に声をかけたが、昼食の準備をしている間、瞬く間に3個を食べてお昼は要らないと言う。

じゃあ、これ(お昼)どうすんのよ? と思ったが、仕方が無い。

IMG_5306 (2).JPG色が無いと寂しいので。 長らく愛用した赤いサンダルにサヨナラした後に買った物。 


「失われた時を求めて」を読み進めていくと、コントレクセヴィルの水というのが出てきて、そこに注釈番号が振られていた。

もしかしたらと思ったら、やはりコントレックスのことだった。 商標登録は1970年代だそうで、

たしか・・・十数年前ぐらいに意識高い系?の女子が飲んでいたような気がする。

アマゾンでみたら、まだ売られていた。 水の味などよくわからないが、これだけは不味いと思った覚えがある。


つらつらと書いたが、労をねぎらった日だった。



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心細い

2020年 9月 25日 そろそろ冬に備えてエアコン掃除と思ったが、金曜日の大掃除を終えたら、そんな気は失せた。

台風一過の青空とはいかず冷たい雨が降り続く。

「寒くなって来ると心細い」と起床時に母が呟いた。

88歳の母の現在の心境。

少し前の散歩時IMG_5288.JPG

なんとなく身に染みるなあ、と思った。


午後の手の空いた時間に種苗会社のカタログを見ていた。

なんだか気分が悪いと思ったら、じわじわと汗をかきだした。

結局午後5時まで横になったままでまんじりともせず。

お風呂に入れば元気が出る・・・


カレンダーをみると、母の洗髪をしたのが月曜日、浴槽に介助用台座?を沈めて、母に入浴を勧めた。

立ち上がる時に確かに楽にはなったが、母が嫌がる。

「気持ちが悪い」

まあそれでも洗髪を済ますことが出来た。

IMG_5293.JPG

私は最近いつでも心細い。

正確に言えば、心細いという不安に悩まされる。

打ち消すことが出来ることもあるが、やはり心細い。

体調のせいだろうか・・・


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